高齢者に係る交通事故防止
高齢者に係る交通事故防止
高齢歩行者等の
交通事故防止のための取り組み例
(道路交通環境の整備)
生活道路の対策、交通安全施設の整備など、国、自治体、
地域住民が連携して、徹底した生活道路地域内の
通過交通の排除や車両速度抑制ゾーン対策など、
高齢者が安心して通行できる道路空間の確保に努めています。
なぜなら高齢者の死亡事故の多くは
自宅から500メートル以内に集中しています。
高齢者本人への警告、アドバイス
「あなたは信号無視くらいと思っていませんか?」
高齢者の死亡事故例と交通事故防止等のアドバイス。
信号無視をして横断歩道を横断したために青信号で
走行してきた四輪車と衝突して高齢者が亡くなる
ケースが多く発生しています。
信号無視をすることは、重大事故に直結する危険行為。
絶対にやってはいけません。
また、自身が横断しようと思った信号で青信号の
点滅が始まってしまったら無理な横断はやめ、
次の安全な機会を待ちましょう。
「あなたは横断禁止場所を
横断していませんか?」
横断禁止場所を横断したために、
走行してきた四輪車と衝突して亡くなる高齢者がいます。
横断禁止場所を横断することは、
重大事故に直結する危険行為です。
横断禁止の標識がある場所は、
絶対に横断してはいけません。
遠回りになっても必ず
横断歩道か歩道橋を渡りましょう。
「自転車乗用中あなたは
一時停止標識を守っていますか?」
一時停止場所で止まらなかったために
四輪車と衝突し死亡してしまう高齢者も多々います。
自転車は車の仲間です。
一時停止(とまれ)の標識がある所では、
必ず止まって車が接近していないか確認してから通過しましょう。
信号を守っているから
絶対に安全とは限りません!
青信号に従い、横断歩道を横断している途中に
交差点を右折してきた車両に衝突されて
死亡するケースもあります。
車両には死角という、
どうしても見えない部分があります。
運転者は横断歩道を渡ってい
る高齢者に気付いていないかもしれません。
たとえ信号が青信号でも周りの車の動きに注意しましょう。
大型車両(トラックなど)は、
まだまだ直近前方に死角が大きい場合あります。
また、車体の小さい車両(二輪車等)が
近づいてくる場合は、相手のスピードや距離感が
把握しづらくなりますので、もし道路を渡るときに迷ったら、
絶対に無理せず車が通り過ぎるのを待ってから横断しましょう。
「いつも通っている道だから
大丈夫だと思っていませんか?」
高齢者の方の交通事故は、
自宅から500m以内の近くで多く発生しています。
自宅近くだから?いつも通っている道だから?
大丈夫と油断していませんか?
慣れた道でも必ず安全確認を実施しましょう。
歩行時の予防対策
「出かける前に反射材 備えあれば憂いなし!」
反射材用品を活用しましょう。
早朝、夕方、夜間の外出は、運転者から早く
発見してもらうために明るい色の服装を
心掛けて反射材用品を身に付けましょう。
高齢運転者交通事故発生状況
10年前比べて高齢運転者の交通事故発生件数は
減少していますが、高齢運転者による事故の割合は
年々増加傾向にあります。
違反別に見た高齢運転者の交通事故発生状況では、
安全不確認が最も多く、次に交差点安全進行、
前方不注意、ハンドル・ブレーキ操作不適の順になります。
また、人的要因別で見ると発見の遅れが、
全体の約80%にもなります。
高齢運転者は自分自身で安全運転を
心掛けているつもりでも、客観的に見ると安全運転と
言えないところがあると言われています。
その理由として個人差はありますが
●注意力や集中力が低下している
●瞬間的な判断力が低下している
●過去の経験にとらわれすぎている傾向にある
以上のような事が考えられます。
また、動体視力の衰えや反応時間の遅れなど
身体機能の低下により、危険の発見が遅れがちになってしまいます。
高齢運転者の皆さんの
安全運転をサポート
安全運転を支援するシステムを搭載した車、
セーフティサポートカー通称サポカーを
官民連携で普及啓発に取り組んでいます。
(備考)参照:内閣府・警視庁 HP